領域横断的連携活動事業(TEAM事業)

一般社団法人日本医学会連合
領域横断的連携活動事業の公募について
略称:TEAM(Transdisciplinary & Exploratory Activity Momentum)事業

 加盟学会に広く共通する課題を個別の学会を超えて領域横断的に検討し、その結果を医学界並びに国民に発信するための領域横断的活動を、これまで要望に応じて支援してきており、インパクトの強い成果が得られてきました。加盟学会間の分野横断的な学術連携は医学会連合の重要な使命と言えることから、2022年度から「領域横断的連携活動事業(TEAM事業)」を公募を開始いたしました。2024年度も引き続き以下のとおり公募いたします。

募集要項

趣旨
加盟学会に広く共通する課題を加盟学会間の分野横断的な学術連携により検討し、その成果を広く発信するため、複数の加盟学会による領域横断的連携活動を支援する。

支援内容
領域横断的活動に必須の支出に対して、1件につき年間200万円を上限に2年間を目処として支援する。2024年度の採択は3件までを予定する。

応募条件
複数の日本医学会連合加盟学会(基礎部会、社会部会、臨床内科・外科部会を横断することが望ましい)が連携して企画する領域横断的連携活動事業であること。なお、複数の日本医学会連合加盟学会が参加していれば、加盟学会以外の学会を連携に加えても良い。採択された場合は、公表物等には「日本医学会連合 領域横断的連携活動事業」であることを明示すること。

応募方法
事業の趣旨(期待される効果)をわかりやすく明瞭に説明するとともに、活動の主体となるメンバー(予定者)を記載した申請書を日本医学会連合会長宛に提出する。その際、連携する全学会の責任者が承認した企画であることを明記すること。様式は自由であるが、所定の要件をもれなく記載し、11ポイントのフォントを使用し全体でA4用紙5枚以内に収めること。図表を含めても良い。これとは別に、参考資料を添付しても良い。

応募〆切
2024年1月31日までに申請すること。日本医学会連合事務局に電子メールにて申請すること。

審査方法
教育・研究推進委員会で審査を行い、理事会において採択事業を決定する。

(2023年12月)

TEAM事業応募申請についてのQ and A

Q1 本事業の趣旨を説明してください。

A1 公募ページで説明している通り、本事業の趣旨は、加盟学会に広く共通する課題を個別の学会を超えて領域横断的に検討し、その結果を医学界並びに国民に発信するための領域横断的連携活動を支援したいということです。
 医学は、本来「人」を対象とするものですが、学問分野がどんどん細分化されていく現状があります。このような中で、多数の学会から成る学術団体である日本医学会連合として、医学的問題に対して領域を横断した視点を重視し、俯瞰的に捉え直すことの推進が本事業の背景にあります。


Q2 「複数の日本医学会連合加盟学会(基礎部会、社会部会、臨床内科・外科部会を横断することが望ましい)が連携すること」が応募の要件ですが、連携する学会数の目安や制限はありますか?

A2 特に明確な目安・制限はありませんが、部会を越えた「領域横断的」な事業であることが明確な学会構成が求められます。


Q3 採択後に連携する学会を追加することはできますか?

A3 申請の段階では主要な連携学会を記載しておき、採択後にさらに呼びかけを行なうなどにより連携学会数を増やすことは問題ありません。


Q4 「領域横断的活動に必須の支出に対して、1件につき年間200万円を上限に2年間を目処として支援する」とありますが、「領域横断的活動に必須の支出」とはどのような費目でしょうか?

A4 連携活動のために必要な会議(原則としてウエッブ会議)の開催費用、資料収集のための費用、医学会連合ウエッブサイトへの掲載や記者会見など成果発表のための費用、その他、教育・研究推進委員会が認めた費用とします。


Q5 連携活動の運営に対して医学会連合はどのようなサポートを行うのでしょうか?

A5 要望により、メーリングリストやファイル共有の設定、ウエッブ会議システムの設定、記者会見の設定などを行います。但し、会議の日程調整、会議資料や議事録の作成などは、参加学会から幹事を選出して担当していただきます。また、連携活動の会議等に医学会連合の役員がオブザーバーとして参加することがあります。


Q6 支援期間は2年間を目処とするとありますが、延長することは可能でしょうか?

A6 支援期間は、原則として2年間とします。但し、2年間の成果を発展させるため、新たな目標を設定した活動を企画する場合は、再度本事業に応募することができます。その際は、他の応募申請とともに新たに審査を受けることになります。